民主党さっぽろ 542号から7日から開かれた北海道洞爺湖サミットは、3日間の日程を終え閉幕した。
今回のサミットには、主要8カ国(G8)のほか、新興国など22の首脳が集まり、地球温暖化、原油・食料の価格高騰、アフリカ支援などで、活発な議論が展開された。焦点となったのは温暖化対策で、「2050年までの温室効果ガス排出量半減」を目標とすることでは共有されたものの、新興国が「まず先進国が率先を」と反発。G8だけでは問題を解決することができない現状にあることが、改めて浮き彫りとなった。
開催期間中は、札幌にも中国の胡錦濤国家主席をはじめ各国首脳が滞在し、厳重な警備による交通渋滞など、市民生活に大きな支障を及ぼした。
そうした一方で、サミットに合わせ、世界各地から多くの市民活動家が来札。環境をテーマにしたイベントや、各種の歓迎レセプションなど数多く持たれ、札幌市内は国際交流一色のにぎわいとなった。

8日の歓迎レセプションで、南アフリカのムベキ大統領と懇親
(写真左から宝本市議、畑瀬市議会議長、ムベキ大統領、桑原市議、大嶋市議)