民主党札幌(鈴木泰行代表)と札幌地区連合(山本廣和会長)は、沖縄の米空軍嘉手納基地で行っている戦闘機訓練の一部を航空自衛隊千歳基地に移転することを阻止する街頭宣伝行動を2月17日、札幌パルコ前で行った。この日の気温は日中帯にもかかわらずマイナス10度の冷え込みとなったが、連合の組合員など約20名は市民に移転訓練反対のチラシを手渡した。

政府は在日米軍再編に関する中間報告において、嘉手納基地から発生する騒音軽減策として、F15戦闘機訓練の一部を国内数カ所に移転・分散させるとし、北海道に対し札幌防衛施設局長から千歳基地が候補地の一つであることを表明している。
民主党札幌からは、大嶋薫市議(西区)と桑原透市議(清田区)がマイクを持った。両市議は「戦闘機訓練の一部移転は沖縄の痛みを分かち合うものではなく、危険の分散拡大であり在日米軍基地の整理・縮小を願う国民の思いを無視している」と批判し、戦闘機訓練の千歳基地移転を阻止しようと呼びかけた。
(機関紙民主党さっぽろより)