2019年11月1日金曜日

薫風53号から

大島かおるの市議会リポート

れいわ時代の自治と民主主義はどこへ⁉
―分断される社会を超えて―

統一自治体選挙を終え、平成から令和へと年号が変わり、臨時議会と第2回定例会。参議院選挙が終わると地域では夏祭り。いつの間にか実りの秋を迎え、胆振東部地震から一年を迎えました。日々の仕事に埋没していないか?!―反省ばかりの新しい任期のスタートです。とりわけ、投票率が50%を割った参院選の結果に表われた民意が何なのか、何となく「現状維持」を選択する市民と結ぶ回路はあるのか―重い課題がのしかかります。
第2回定例市議会代表質問 後方は桑原副議長

未来への責任
わが街・サッポロの歴史は浅いとはいえ、3年後の2022年に市制施行100年を迎えます。札幌のまちづくりが大きな転換期を迎えていることは、これまでもお話してきました。一方、国内外を取り巻く政治や社会の状況は、私たちの目指す「持続可能な社会」を脅かす多くの困難を抱えています。超高齢社会と労働力不足、予想を上回るスピードで進むITなどの技術革新、経済のグローバル化と保護主義の台頭など、例を挙げればきりがありません。それぞれが複雑に絡み合う中で、出口も将来も見えない不安が社会を覆っているとも言えます。
ワイドショー的に二言三言で解決策を示すことができれば良いのですが、絡んだ糸を丁寧に解きほぐし、一つ一つ丁寧に課題を解決することが、政治の役割と責任ではないでしょうか。

わかりやすい政治

政治や政策課題の解決にはさまざまな調整が必要であり、決定のプロセスの透明性や説明責任も求められ時間を要することが多いのが現実です。しかし近年は、「善悪二元論」的に感情に訴え、単純な解決を求める風潮が増しているような気がします。
いわゆる「わかりやすい政治」への渇望が、混乱を大きくしている事例も多いのではないでしょうか。
トランプ大統領のツイッターに振り回される国際政治や経済、EU離脱をめぐり混乱するイギリス、移民排斥に揺れる欧米諸国など、国民の間に修復不可能な分断を生み出していることも、その流れの中にあります。
また「わかりやすい政治」は、議論のプロセスが省略されて数を頼みに結論を急ぐことが優先されたり、過激な表現がもてはやされ、しばしば「炎上」と呼ばれる現象を起こしたりすることに、注意しなければなりません。

国際交流の意味
「国益」「反日」「売国」などのとげとげしい言葉がネットや雑誌にあふれ、社会の分断をあおっています。「韓国」に対して強硬姿勢を示すのみで解決策を探ることさえできない安倍政権と、それに便乗して的外れな論評やバッシングを繰り返す世論。
そもそも、韓国のニュースをスキャンダル扱いで執拗にワイドショーに取り上げることに、何の意味があるのでしょうか。格差の広がりと「自己責任」の呪縛の中で息苦しさを増す日本の政治と社会への不満の矛先が、韓国に向けられているような気がしてなりません。日韓の自治体間の交流事業も次々に中止に追い込まれ、来日観光客が激減するなど、最悪の状態になっています。
こんな時こそ「自治体間国際交流」の出番です。札幌市は韓国の大田(テジョン)市と姉妹都市提携をしていますが、多くの分野で活躍する市民団体もそれぞれが交流を深めています。国家や政治を越えて交流の分野を広げることが、不毛で稚拙な対立を克服し、多様性を尊重する新たな道につながると信じます。

表現の自由とは
愛知県で開催されている国際芸術祭「あいちトリエンナーレ2019」の企画展「表現の不自由展・その後」が、抗議の電話やメールの殺到、果ては脅迫のファックスによって、わずか3日で中止に追い込まれました。細かな経緯はおくとして、このことは「表現の自由」をめぐって大きな課題を提示しています。
一つは、安心・安全を理由に中止したことは、脅迫と意図的な妨害に屈したことにならないか。
一つは、展示内容に立ち入って「中止を求める」(河村名古屋市長)「補助金の差し止めを示唆する」(菅官房長官)そして文化庁の不交付決定。すなわち公権力の介入が許されるのか、ということです。
札幌市においても、来年12月には3回目の「国際芸術祭」が開催されます。ヘイトスピーチに寛容な一方、表現の不自由が広がりつつあるニッポンの今―問い直しが必要です。

「国家」がのしかかる
国(=政府)が描いたデザインに無理やり地方を従わせる―地方創生のからくりが次第に明らかになってきています。
子育て、少子化、児童虐待、生活困窮者、自殺対策など多くの法律が定められ、自治体には計画作りが義務付けられますが、肝心の予算がともなわずに責任だけが押し付けられる例があとを絶ちません。
危機を強調して、国家への忠誠を求めるかのような「一億総活躍社会」。生涯の自己責任を暗示する「人生100年時代」など、新たなスローガンの打ち出しもまた、私たちの生活実感とはあまりにもかけ離れているのではないでしょうか。
「地方自治」と「分権改革」がいつの間にか目次にさえ乗らなくなり、「市民」よりも「国民」が強調される時代。国家的な危機をあおりつつ、やれ「スーパーシティ」だ、やれ「圏域構想」だと笛を吹く安倍政権。ハメルンの笛吹き男の行く先はどこなのでしょう?

消費税の未来は?

朝日新聞のコラムに、こんな文章が掲載されていました。
上がる物価での負担増と
支離滅裂な景気浮揚策に
高まった批判も何のその
還元ポイントばらまくぞ
乱雑で難しい軽減税率は
10十分に理解されてないし
パニックも起きかねない
所得税、法人税も見直し
世のなかの富の再配分を
うまく実現させるために
広がる「格差」を直視し
ぜひ、税制と社会保障の
一体改革を進めてほしい
将来像が見えないまま負担が増え、不公平感が広がっています。いわゆる「租税抵抗」の強さは政府への信頼と反比例するとか。支え合いの社会か自己責任の社会か―その選択が問われているのかもしれません。

問われる未来のさっぽろへの構想力―第2回定例会から―
 引き続き、「誰もが安心して暮らし生涯現役として輝き続ける街」と、「世界都市としての魅力と活力を創造し続ける街」に挑戦するとして二期目の秋元市政がスタートしました。
 私は6月19日、市議会民主市民連合を代表して、市長の政治姿勢や子ども施策などについて質問しました。

まちづくりへの思いを共有する
2015年に策定した「さっぽろ未来創生プラン」の改定や、中期実施計画である「アクションプラン」の策定、冬季オリンピック・パラリンピック招致への取り組みなど、未来の札幌の骨格となる重要な施策が課題となります。
計画を確実に実現するためには、何よりも策定段階から多くの市民と思いを共有し、広く市民に理解されることが大切であり、そのことが市民自治を育てることにもつながります。今後はこれまで以上に、幅広い層の市民が参加するシンポジウムやワークショップの開催によって市民との対話を重ね、まちづくりへの期待や懸念を明らかにして議論を進めるとともに、未来を担う若い世代の市政への関心を高める工夫も求められます。

多文化共生社会へ
今年4月1日時点の札幌在住の外国人市民は約1万3千人で、近年は毎年1千人ほど増えています。一方、技能実習制度の不備が指摘されながらも改正出入国管理法が4月に施行されました。
農業や水産加工業のみならず、建築や福祉など幅広い分野で、労働力不足を補うための外国人労働者のさらなる増加が予想されます。
札幌市では新たに多言語対応の相談窓口を整備し、秋元市長も「すべての外国人を孤立させることなく、共に生活していく共生社会の実現を目指す」としています。
医療や福祉、子育て、教育など生活する上での様々な「困りごと」に向き合い、単なる労働者としてではなく、共に札幌のまちづくりを支える仲間として迎えることができるよう、専門機関や市民団体との連携も求められます。

子どもファーストの社会を‼
中央区で2歳の女児が衰弱死し、母親と交際相手が傷害容疑で逮捕された事件は、私たちにとっても「痛恨の極み」の出来事でした。
原因究明と再発防止策については検証委員会での作業が続けられていますが、会派では6月11日に、市長に対しての緊急要望書を提出。代表質問、文教常任委員会の質疑を通して、関係機関や地域との連携、専門職員の増員と組織整備などの取り組みを求めています。
虐待通報や相談件数は毎年増加しており、子供の貧困対策も含めて、日本の社会のありようが根本から問われているのではないでしょうか。
今議会では、現在小学校2年生までとしている子ども医療費の無償化対象を、小学校6年生まで拡大することも明らかにされました。
秋元市長に児童虐待に関する緊急要望書を手渡す


議会の冒涜は許されない
─松浦氏除名について─
5月の臨時議会で、議長選挙の立候補制を主張し9時間にわたって議長席に居座った松浦氏に対する処分について、4回にわたる懲罰特別委員会での審査を経て、6月17日の本会議で「除名」と決定しました。

前代未聞の行為
事前の会派交渉会の決定に反して、突然「議長選挙は立候補制で行う」と主張する。異議を唱える「動議」をも無視。各会派代表による3度にわたる説得にも耳を貸さない。出席議員全員の署名による解任通告後も居座りを続ける。9時間にわたる議長席占拠という議会史上に例を見ない「醜態」は、テレビ・新聞にも面白おかしく報道され、札幌市議会は極めて不名誉な形で「全国区」となりました。

身勝手な主張
松浦氏の一連の行為は、選挙後最初の議会で指名される臨時議長(地方自治法では最年長議員が行うと規定)に「解任規定」がないことを逆手にとり、計画的に行った暴挙といえます。
札幌市議会は、長年にわたり各会派代表を構成メンバーとする「議会改革検討委員会」を設置して、議会運営にかかわる問題を議論しています。しかし、これまで一度として今回の主張が提案されたことはありませんでした。
少数会派の意見を無視していると主張しますが、何の根拠も示されていません。

謝罪すれば許される??
松浦氏は「深く反省しお詫びをする」と首(こうべ)を垂れますが、翌日に「懲罰特別委員会」が設置されるまでは、まさに意気揚々、したり顔の普段通りの態度でした。「法律や規則の解釈や判断をまちがった」とも述べていますが、具体的にどの行為をさしているのかは全く示されません。
本会議場での「土下座」に至っては、「かわいそうだから許してあげよう」との世間受けを狙った、極めて醜悪なパフォーマンスといえます。

議会としての責任
今回の事案は、市民の負託を受けた68人が構成する議会の規則や合意を、否定し、破壊し、冒涜する行為はどこまで許されるのかに行きつきます。市民が求める議員像や議員の倫理観も問われているのではないでしょうか。
国会議員の様々な不祥事を前に、多くの市民は「なぜ、あのような議員を辞めさせないのか」と憤ります。議会が「辞職勧告」決議を挙げても効果なし―そして政治不信が増していきます。
地方自治法は「4分の3以上の出席と、3分の2以上の賛成」という「特別多数決」による「除名」を定めています。私たちは法律にもとづく当事者としての責任において、禍根を残さない毅然とした対応が必要と判断しました。


民主市民連合がスタートしました
立憲と国民に分裂しての厳しい選挙を経て20名でのスタートです。
初当選の6名と2期生の4名で半数を占めるフレッシュな陣容です。
私は3度目の議員会長を務めることになりました。相乗り批判の市長選を制して、「次の100年のまちづくり」に挑戦する秋元市政2期目を支える要として、皆さんの期待に応える決意です。
新役員は以下の通り(前半2年間)
会 長    大嶋 薫 (西区・7期)
副会長    峯廻 紀昌(豊平区・5期)
 〃    篠田江里子(東区・4期)
 〃    山口 和佐(白石区・4期)
幹事長    林 清治 (北区・3期)
副幹事長    村上 裕子(中央区・3期)
政審会長    中村 剛 (西区・3期)
副政審会長    松原 淳二(厚別区・2期)
 〃    岩崎 道郎(南区・2期)
副議長    桑原 透(清田区・5期)

2019年4月9日火曜日

ご支援ありがとうございます。

7期目は無投票当選でした。
引き続きご支援のほどよろしくお願いいたします。
3月29日 妻の寿子さんより花束を贈られて満面の笑み


















本多平直衆議院議員もお祝いに駆け付けてくれました。

2019年2月18日月曜日

大島後援会事務所から

大島かおる後援会事務所(選挙用)から

雪まつりも終わって、やっと気温が春に向かって上昇してきました。
厳しい寒さもやっと終わったようですね。
越冬したチューリップや宿根草が雪の下で芽吹いていることでしょうね。
選挙用事務所の壁は応援ポスターでいっぱいです。

元気いっぱいの大島かおる議員です。
















ビルの2階入り口です。