2005年11月21日月曜日

コラム 七竈(4)

在日米軍基地の再編問題が、大きな政治課題として浮上してきた。しかし、沖縄に集中する基地問題に対する政府の対応は、常に「県民の怒りと悲しみ」を裏切り続けてきた。何故か? その実態は「分散強化」に他ならなかったからだ。

八年前、海兵隊による県道越えの百五十五㍉榴弾砲実弾訓練が、矢臼別をはじめ国内五ヵ所の演習場に移転された。訓練日数が増え、夜間演習も行われるようになった。移転元の沖縄県金武町には、都市型ゲリラ訓練施設が新設された。

漁民中心の反対運動で暗礁に乗り上げている、普天間基地の辺野古沖移設が訓練の強化をもたらすものであることを、沖縄県民は本能的に感じ取っている。

痛みを押しつける側の権力者が言う「痛みを分かち合う」は、いつもうさんくさい。

(機関紙民主党さっぽろ415号から)