2005年5月2日月曜日

「元気実感!予算」スタート

「連携」による自治の推進


平年よりまだ40センチも多いという雪山に囲まれていますが、ようやく春の日差しが感じられる季節になってきました。今年度の第一回定例市議会も3月30日には最終日を迎え、いよいよ新年度予算がスタートします。

上田市長は、「かつて経験したことのない極めて厳しい財政状況の中にあっても、『地域におけるまちづくり活動の推進』『子ども関連施策の充実』『高齢者や障がいのある方の社会参加の促進』など、施政方針の基本理念である『市民自治が息づくまちづくり』を推進するための取り組みについては重点化をはかり、『元気ビジョン』の実現に向けた成果を実感できる予算編成を行った」と、議会冒頭にその所信を明らかにしました。

さらに、市役所の縦割りを取り払うための「部局間の連携」、市民、NPO、企業とともに取り組む「民との連携」、「北海道や近隣自治体との連携」によって、新たな知恵や発想が「集まり、つながり、広がる」まちづくりに取り組むことを宣言しています。

「悪魔の誘惑」を断ち切る

生活保護などの扶助費や国民健康保険料金を軽減するための繰り出し金が増え、また、これまでの都市基盤整備のために行った借金(市債)の返済がピークを迎え、歳出が増えること。歳入では、引き続き厳しい経済雇用環境が続くことが予想され市税収入の伸びが見込めない一方、小泉政権が進める三位一体改革により税源委譲のないまま地方交付税や補助金が削減され、さらには、将来交付税で補填(ほてん)するとされていた市債についても約束が守られるかどうか危うい状況にあることなど、自治体財政はまさに転換点を迎えています。


昨年12月に公表された「財政構造改革プラン」では、05年度に約242億円の収支不足が発生する見込みとされていましたが、事務事業の見直しの前倒しによって143億円、企業会計(交通事業、下水道事業)に対する繰出しの工夫、財政調整基金(貯金)の取り崩しによって何とか解消することができました。しかし、まだまだ厳しい財政運営を迫られることが確実なこれからの5年間、収入の不足を借金でまかなうという「悪魔の誘惑」は何としても断ち切らなければなりません。

いち早く、持続可能な財政構造への転換を進める上田市長とともに、「自治と分権」の時代に果敢に挑戦します。

(薫風第18号より)