2004年11月23日火曜日

敵か味方かという二分法

(民主党さっぽろ機関紙のコラムから)

新学期を迎えた朝、理不尽な死への使者たちが突然姿を現した。いくつもの「何故?」への答えは閉ざされたまま、五〇〇名を超える犠牲者と共に惨劇は幕を閉じた。そして、新たな悲しみと怒りが生み出され、憎しみが増幅されていく。ロシア南部・北オセチア共和国で何者かによって引き起こされた無差別テロは、9・11から丸三年、国際社会の大義名分となりつつある「テロとの戦い」の危うさを象徴しているかのように思える。

敵か味方かという二分法は確かにわかりやすい。小泉は敵に「抵抗勢力」の烙印を押し、議論をすることさえ許さない雰囲気をつくり上げてきた。そのことで失われたことの大きさに、国民はようやく気づき始めている。辛く厳しい道であっても、丁寧に議論を積み上げる。民主主義の王道を歩みたい。