2004年11月24日水曜日

歩き疲れては夜空と陸とのすき間にもぐりこんで

表題は山之内獏の詩の一節である。北海道の秋は駆け足で冬に向って突き進んでいくが、天の恵みを感じさせてくれる大切な季節でもある。大地に、空に、雨音に耳を澄ますと、自然が恵みを続けるかけがえのない命が私たちの体に響きわたる。

温泉とグルメが全盛のご時世ではあるが、冬支度とはじめた木立の中の小さなレストランを訪れ、じっくりと煮込んだ秋野菜のシチュー、自家製のパンとチーズそしてワインでゆっくり過ごす小さな贅沢。山羊の鳴き声と暖炉ではねる火の音が時の流れを告げる

繰り返しブーム(=熱狂)が作られ、そしていつの間にか勝手に時計を進めていく。スローライフ。スローフード。自然の声に耳を澄ませて、たまに来た道を振り返ってみよう。