2004年8月8日日曜日

自己責任

今年の流行語大賞の有力候補だという「自己責任」。政治が火をつけ、マスコミが煽った、異常な(!)事態についての冷静な検証が求められる。

政治は終始一貫、家族への冷淡な姿勢を崩さなかった。生命の危機から脱した三人には悪意に満ちた批判を投げつけ、市民のネットワークの広がりが創り出す救出活動を指をくわえて見ているだけであった。「調査し分析」していたのは、救出策ではなく責任逃れのバッシング策だったと言える。そして今、北朝鮮拉致害者と家族の願いさえ政権浮揚に利用する。

「祈るべき天と思えど天の病む」水俣病に苦しむ人々と共に生きる石牟礼道子さんが記した三〇余年。「国のかたち」は問われ続ける。